社内不正・会計不正の手口と対応

このページでは主に、社内の人間(従業員・役員)による不正行為について検証します。

不正の類型・事例

事例1)購買担当者が調達先・下請先からバックをもらっていた事例

 

最もポピュラーな事例といえるかもしれません。

調達先・下請け先に対して支払う金額が最近やけに大きいと思い調査してみれば、

従業員Aさんが個人的にリベート(バック)をもらい私腹を肥やしていたというものです。

 

発覚のきっかけ:売上原価の支払いがやけに大きい(原価率が高い)こと

事例2)経理担当者による不正

 

①会社の社会保険料に相当する金額を銀行から引き出し、あたかも支払っていたかのように見せていた事例

 

発覚のきっかけ:年金事務所からの未納の通知と差し押さえの通知

 

②会社が役員に対して借入金返済をしている風を装って、実は社長名義の個人口座を経理担当者が作り、そこへ入金させ私的に消費していた事例

 

発覚のきっかけ:通帳を確認したところ見覚えのない役員への振り込みがあった

 

③店舗からの集金を経理担当者が行っていたが、会社への売り上げ報告を低く改ざんするとともに、差額を自分のポケットに入れていた事例

 

発覚のきっかけ:M&Aによる会計監査で店舗レジデータと財務報告との数字のかい離が明らかとなった

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